共働き主婦が、40歳までに資産1億円を目指すブログ。

副職や投資で資産1億円目指してます。フルタイムで1歳児育て中。育児漫画も描いてます。

マミートラックの実態を上場企業総合職ママが考察してみた。

f:id:machipai:20190628213426p:plain

Photo by Alexander Dummer on Unsplash


 

同時期に出産したワーママの友人が多く、色々話を聞くうちに、マミートラックという言葉に出会った。

マミートラック(マザーズトラック)とは?

マミートラックとは、仕事と育児の両立を望む女性が、短時間勤務制度の利用や性別役割分担意識などを背景として昇進や昇格から遠くなってしまう状態を指す言葉です。

boxil.jp

 

でも、身近なケース(いくつかの上場企業総合職)を見ると、復職後最初はマミートラックを走らされるけど、ずっとトラックを走るか、それともトラックの外にでて出世を目指すかは、どうも女性自身で選択できているように感じる。

 

年功序列の出世制度がある中で、労働組合に守られる役職までが実は一番バランスが取れている。

労働組合に入れない役職になると否応なしに就業時間関係なく働くことを強要されているようだ。もちろん労組に入っていないので合法的に残業代はでない。つまり、労働組合に守られながら、残業代をもらったほうが責任は少なく年収も高くなる(可能性がある)カラクリがある。

 

女性は家庭を理由にして、この一番バランスの良い役職で、キャリアを故意に止めている人が多い。これをマミートラックと言えばそうだろうが、このカラクリが存在する限り、マミートラックを好んで走る女性は多いと思う。逆に男性は、慣習的にそのような選択はできず、流れるままに労組から出ていくことになる。

 

しかし一方で、自分の意思とは関係なく単調な業務を与えられるなどパワハラまがいの境遇を受けている女性がいることも事実。というか、復職した友人たちと話すとこのケースが多いことに驚かされる。キャリアを築きたい女性にとって、復職後こんなに高い障壁が待っていようとは思ってもいなかった。むしろ、やっとばりばり働けると期待すらしていた。

多くの業界で、総合職の女性は企業内で相対的に少数派で、さらに、育児を経て高い壁を乗り越える(というか、上司ガチャで当てる)ことができた人のみ昇進の道が開けるのだ。

この状況をかんがみるに、育休明けの壁され乗り越えれば、(そもそも壁を登ろうとする女性も少ないし、)希少価値を武器にして女性役員・管理職への道のりが男性より圧倒的に短くなると思いたい。そうであってほしい。うちの会社、日本人女性管理職ほぼ皆無ですけど。。。

そうやって、キャリア志向のママたちは目先に人参ぶら下げて、バイアスかかった上司に減らされた仕事で成果をだし、実績をアピールしていかなければならない。

 

「となりのおっさんどもはこの難しい状況をわかってんのかな。」

と思いながら、日々男性に囲まれて、同僚ともこの苦悩を共有できずにママたちは働いているんですよ。 

 

まぁいろいろ書きましたが何が言いたいのかというと、いろいろ男女共同参画、女性役員の登用が叫ばれているなかで、女性が出産して、たった1年育休とって、フルタイムでもどっても、大企業でも、出世するのはハードゲームってことです。一方で、マミートラックカード持ってる分、男性より気が楽かもしれない。

 

世のワーママのみなさん、日々ジレンマと葛藤しながら頑張りましょうね。